「もし歯がなくなったら?」。肉食動物は獲物を捕れなくなり、草食動物は草や葉を食べられなくなります。
人間も食の楽しみを失います。まさに「歯は命」、大切にしましよう。
現代人は噛む回数が減っている。
一度の食事であなたは何回噛んでいますか?
現代人の噛む回数は昭和10年代の半分以下の600回程度まで減少しているようです。よく噛まずに食事をすると体にさまざまな負担をかけます。

噛む力は生きる力。たくさんの効果をもたらします。
1.胃腸の負担をへらします
よく噛むことで食べ物が細かく砕かれ、唾液とよく混ざり合って消化しやすい形に変わるので、胃の負担が減ります。
2.脳を刺激します
歯を支える骨と歯根の間にある歯根膜の神経は中枢神経につながっています。噛むことでその神経を介して脳を刺激します。
3.食材本来の味を楽しめます。
よくむことで食べ物の形や歯ごたえなどを感じることができ、食材本来の味が楽しめます。
4.唾液が増えます。.
口の周回には唾液を分沁する唾液腺が3つあります。噛むことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促されます。
5.食べ過ぎを防げます。
時間をかけてしっかり噛んで食べると、脳の満腹中枢が刺激され、適量で満腹感を感じるので食べすぎを防げます。
6.口の周りの筋肉を鍛える
噛むことでロの周りの小さな筋肉が鍛えられ、ロの動きがよくなります。成長期においてはあごの発育を促す効果もあります。
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