かぶれ・虫刺され

かぶれ・虫刺されの薬

虫刺されやかぶれの一番の対策はやはり予防ですが、1日中予防することは困難ですし、知らないうちに植物に触ってしまうこともありますよね。でも放っておくと広がったり跡になることもあります。薬を常備しておくとすぐに処置できるので安心だと思います。

植物に触れたり虫に刺されると、かぶれ物質や虫の毒、分泌物が体内に入ります。それに対して体がアレルギー反応を起こし、異物に対する攻撃として炎症、腫れ、痒み、発赤などが起こるのです。その時、細胞からヒスタミンというかゆみの原因物質がたくさん放出されてかゆみがでます。
また、人によっては1~2週間の間、何度もかゆみがぶりかえすことがあります。これは遅延型のアレルギー反応と言って、ヒスタミンの他にも色々な物質が出るため、虫刺され直後よりも強いかゆみや炎症が現れることが多いようです。

薬を選ぶ際にはこのヒスタミンを抑える抗ヒスタミン薬や炎症を鎮めるステロイドが入っているものが適しています。特にぶり返すかゆみには炎症を抑える作用の強いステロイドを塗った方が早く良くなります。

虫刺されの場合はまず刺された部分を冷やし、植物かぶれの場合は流水で十分に洗い流してから薬を塗ってください。薬を塗る回数は1日2~3回ですが、お子さんは汗で薬が流れてしまうことが多いのでもう少し多めに塗るとよいでしょう。症状のある部分にだけやさしく塗り広げます。

掻くと神経を刺激して更にヒスタミンが分泌されてしまいかゆみが悪化します。お子さんの場合は掻いた傷からバイ菌が入って水ぶくれになり、やがて体のあちこちに水ぶくれができてしまう“とびひ”と呼ばれる病気になることもありますので掻かないような工夫が必要です。患部に貼るパッチタイプの薬はかゆみや炎症を抑える薬の効果が持続するとともに患部を覆うことで掻くことも防いでくれますのでお子さんにとてもお勧めです。

虫よけあれこれ

虫よけで効果が高い薬は“ディート”という成分が入っている商品です。蚊は人の呼気中の二酸化炭素や汗に含まれる乳酸を感知して寄って来る習性があるのですが、この“ディート”は蚊の触角に作用して感知出来なくしてしまいます。

ディートは蚊だけでなくアブ、ブヨ、ダニ等にも効果があります。使用の際には塗り残しのないようにムラなく塗る、スプレータイプは塗った後に手で塗り伸ばすようにすると効果的です。ディートは人への毒性は低いとされていますが、化学物質のため体への影響を考慮して生後6カ月未満の乳児への使用や慢性的に使用することはしないように定められていますので注意を守って使用してください。ディートは屋外での活動時に使用し、日常的な虫よけやお子様への使用は虫の嫌いな香りを発する天然ハーブ配合の虫よけを選ぶのも良いかもしれません。

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